ニューイングランド生活 第1週 後半

8/31 (Thu)
 朝8時過ぎから再びレンタカー会社のカスタマーサービスに電話するが、「ボストン空港営業所でないとレンタカーの契約はキャンセルできない」言われる。前日電話した牽引業者に再び電話してみたところ、「レンタカー会社が事故車両を引き取っていった」というので、意を決して妻とボストンへ行くことにする。
 我々の所在の大学町からボストンへは車で約2時間少々。市内の道でやや迷い、先にホテルへチェックインして車を置いてから、地下鉄で空港へ、数日前に来たレンタカー営業所を再訪。人員不足なのか、営業所内では常に人が並び皆苛々していた。私は私でこれまでの事故や対応を説明、予定分のレンタルをキャンセルして初日の分だけの請求に変更するよう要求するが、担当職員からは「事故車両が牽引されたハートフォード空港(コネチカット州)でないとレンタルがキャンセルできない」とトンデモな回答を得る。いろいろ交渉したが話が進まないので、不在の上司へのメール連絡にccしてもらい、ここでやりとりを終える。
 ここからハートフォードへすぐに運転する気にはなれなかったので、気を取り直す思いで妻とともにボストン市内を少し歩く。Quincy Marketでクラムチャウダーとロブスターサンドイッチを食べた後、Frontier Trailの道に沿ってダウンタウンを歩き、景観を観察。ダウンタウンは思ったより坂が多く、古い建物も趣があって興味深い。ボストンコモンまで歩き、チャイナタウンまで抜けてから地下鉄でホテルへ戻る。二人とも疲れていたからか、ホテルに戻ってすぐそのまま寝てしまった。

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9/1 (Fri)
 ハートフォード空港へ行くのは午後に回し、午前中はボストン市内を観光。ガイドブックに載っていたAfrican American Heritage Trailに沿って歩くが、アメリカの他の都市では見ないような細い路地の連続にビックリ。たくさん写真を撮ったが、うまく撮れていることを願いたい。ちょうど月初めの日だったため、引越し中の車や引越しに伴う廃棄物があちこちで見られた。多くの建物は部屋が細く高そう。家具を入れるための引越しも大変だろうなぁと思う。トレイルを歩いた後、Haymarketの青果物市場を観に行き(明らかに業者中心・かなりの低価格)、ここでチェリーを買ってから、チャイナタウンへ。妻が目当てとしていた中華料理店で昼食を取り、満腹。
 地下鉄で宿に戻り、ここから車でハートフォードへ。約2時間半で着き、有料駐車場に停めてからレンタカー営業所へ行くが、ここでも「事故車両は当地に届いていないのでレンタルはキャンセルできない」と言われる。まさに堂々巡り。レンタカーのH社がこんなに酷いとは思わなかった。ボストンの営業所へ電話させても連絡は通じず、話が進まない。またメール&電話攻勢しかないか・・・と諦め、拠点の大学町まで戻ることにする。車で約50分ぐらい。酒屋でビールを買い込み、4本ぐらい呑んで寝る。

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9/2 (Sat)
 前日の疲れがあり、朝はすぐに始動できず。午前中、近くのファーマーズマーケットへ。きちんと記録はしなかったが、出店者数は20軒前後か。野菜、花卉、果実、肉類、乳製品、雑貨などいろいろな物が売っていた。都市の規模に対してまずまずのサイズではないだろうか。日本人の出店者(農業者)がいたのはビックリ。もう10年ほど販売しているとのこと、一度農場を訪ねたいと思う。
 午後は1年間使うための車を観に行く。1軒目に行った店はあまりやる気がなさげ。2軒目の方が真剣に話を聞いてくれて、熱心に説明してくれた。いくつか候補を決め、予算を考えて出る。リースよりも購入の方が現実的であることを知る。さぁ、どうしたものか。レンタカー会社の関係者へメール催促したものの、状況は変化せず。困ったものだ・・・。夜は久々に大学フットボール(アメフト)をTVで観戦。

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9/3 (Sun)
 雨模様の一日。晴耕雨読CVSNew York TimesBoston Globeの日曜版と雑貨を買いに行き、それ以外は家で過ごす。Boston Globeの1面に載る記事はどれも読みごたえがあり、いろいろ考えさせられる。日本にいるとなかなかこういう時間が持てていないことを実感。今の機会を大事にしたいと思う。