Culture of Poverty

題名、翻訳すると「貧困の文化」。留学中何度となく耳にした言葉。しかしきちんと読んだ事はなかった。

'Culture of Poverty' Makes a Comeback
By PATRICIA COHEN
Published: October 17, 2010

今日のNYTの記事によると、アメリカの学術界ではこのテーマについて
長い間表立って議論しないタブーなテーマだったものの、最近社会学
人類学で再び議論が進んでいるらしい。しかもそのCultureは人種や
エスニシティや経済力云々が問題ではなく、人とのつながりの有無が
大きいと指摘されているとのこと。この記事ではソーシャルキャピタル
いう言葉が出て来なかったが、それにつながる話であろう。

学術研究の成果が政策に反映されると良いが、保守とリベラルが対立した
アメリカでは、「家族と人のつながりを大事に」が一番妥協的な提言と
なるかもしれない。今後の展開を見守りたい。